韓国カジノ、より多くの中国人を誘致するため、VIPサービスを提供

2014年04月07日 16:20
国外メディアによると、韓国人は韓国・済州島の白い砂浜と火山地形をすばらしい景勝地としているが、この5年間、この地のルーレットとスロットマシンが中国人観光客数の激増一つの要因となっている。
 英紙フィナンシャル・タイムズによると、昨年(2013年)、済州島を観光で訪ねた中国人客数は180万人と2008年の17万5000人を遥かに上回った。これらの観光客の多くはカジノに立ち寄っている。
 数多くのアジアの国と地域は、中国人の参入で急速に広まったカジノ市場で競い合っている。韓国のほか、日本とベトナムもカジノの合法化に力を入れている。
 今年3月、米シーザー・エンターテインメントと力宝集団(Lippo)が韓国でカジノを含むリゾート地をつくる事が正式に決まった。主にホテル、会議センターや高級品店などが建設される予定だ。
 マッコーリー・グループのアナリストによると、この5年間、韓国を訪ねる中国人観光客に特化した入国審査の簡素化により、韓国のギャンブル業界の営業収益は毎年7.5%伸び、2013年の営業収益は25億ドルを超えた。向こう3年間、営業収益の伸び幅は11%に達する見通しだ。
 韓国カジノの営業収益はマカオを遥かに下回っているが、ソウルと済州島は、中国・北京及び中国の東部地域の大都市に近いという恵まれた立地条件を備えている。中国人は韓国のカジノでVIPサービスを受けることもできる。(英紙フィナンシャル・タイムズ)