マカオのカジノ収入、2月は伸び加速へ
2014年02月22日 16:52
マカオのカジノ収入、2月は伸び加速へ サンズ・チャイナ
マカオのカジノ収入は、今年は10%の伸びになるとサンズ・チャイナがブルームバーグのインタビューに答えています。
1月の伸びが低かった(それでも前年同月比7%)ことに対して、春節を挟むので単月で見てはいけない、2月は20%の伸びを予想している、ということでマカオのカジノ景気に強気の判断をしていますね。上海の株価も4日連続で上げていますが、中国景気が底堅いことも支えになっていそうです。
資産家シェルドン・アデルソン氏が経営権を握るマカオのカジノ運営会社サンズ・チャイナ (金沙中国)は、今月のマカオの業界全体のカジノ収入について、伸びが再び加速し、20%余りのプラスになるとみている。
エドワード・トレーシー最高経営責任者(CEO)は18日のインタビューで、今年のマカオのカジノ収入総額が「10%台半ば」の増加になると予想。1月は2012年10月以来の低い伸びにとどまった。
同CEOは、春節(旧正月)の連休の時期が毎年が変わることから1月だけを見ても業界の実際の状況は分からないと指摘。「1月と2月をまとめて見た場合に、従来のペースで伸びていなければ非常に驚くだろう」と述べた。
1月のマカオのカジノ収入は前年同月比7%増の287億パタカ(約3670億円)。トレーシーCEOによると、同月のサンズ・チャイナの収入は10%余り増えた。2月の同社のカジノ収入については言及しなかった。
(ブルームバーグ)